直結する

novel By pega

朝の光は加減を知らず目を殺す

 

むしろ殺しにかかる

 

昨日捨てた肉を焼いて捨てる

 

紙飛行機に乗ってたら、谷から抜け出せなくなって逆さまになっだからやになった

 

やになってやった

 

そうするとどうだ

 

リラックスした

 

好都合だ

 

風にそよぐ奴らをミニチュアにして

 

そっと、シルバニアのファミリーにしてやる

 

おっと怒るなよヨネさん

 

あんたも先行き長くねぇんだ

 

あんまかっかくっかしなせんな

 

あーはっはっは

 

おもしろくなってきた

 

右手で右の肩を揉み

左手で左の肩を揉み

細かくステップを踏みながら前進する

 

あーみなさまにお知らせします

 

明日から今日です

 

顔を真っ赤にしたヨネさんを尻目に

 

あの夕日までステップを続ける

 

背中が吸い込まれていき、刺激よく、前と後ろを繋ぎ溶けていくようだ

 

朝の光は生まれ生まれてまたこんど生まれさせる


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