いくら考えようが辿り着かない場所がある
それは、20年いや30年いやいや
それほどの年月をかけようがだ
20年30年穴を掘る
どれぐらいの深さか
そんな話ではない
そして、その穴は普段開けたままにしていない
余裕はあるのだが
その深さに驕ることはない
慈悲深い
愛をその手に受け取った人はいるだろうか
わたしはない
見たこともない
わたしは若輩者ゆえ、こころでしか愛を染み入ることができない
いつの日か
その愛を愛で埋める時がこればいいが
まぁなにより、いま驚いたことは
愛についてである。