雨が降っているので、葉がゆれる
風が吹いているので、葉がゆれる
あめのおと
かぜのおと
自分のこと
点が点であり線は線であるとして
一瞬の積み重ねを感じている
あめをみるとあめが地面に着いて小さくはずむことを想像する
どれぐらいはずむのかを考えているあいだに
順番を待つあめが列をなす
みどりと一言でいっても
黄色のようなみどりもあるし
青色のようなみどりもある
今日は、そのようなみどりが見える
心に住み着いた赤色というのは
結局のところ血であって
滞ることなく今日も身体を巡ってくれていることから
悪い奴じゃなさそうだ
であるならば
目の前の人の赤色というものも
目の前のみどりというものも
一瞬というものも