朝、オレンジジュースを飲みました。
起きたての身体には甘ったるく感じ、その後に飲んだ水の方がおいしく感じました。
お湯を沸かしている間に、丸いコップへ牛乳を注ぎ
昨日の晩に買っておいた食パンを一枚取り出しました。
パンの耳に沿うようマヨネーズを絞り、その間に生卵を割りいれ、トースターで200W8分
500Wで3分。
卓上にはコーヒーと牛乳、パン。
風が入るように窓を空けて、席に座り、朝食を食べている間、今日なにをするか考えました。
昼、あてもなく散歩をしていると、おでんを売ってる自販機を見つけて、今日が特別な日である予感がしました。
それを見送って路地をさまよい歩き、土手へのぼりました。土手は川の重圧を運んでくるように、重くどっしりとした風がビュービューと自己主張しています。
丁度いいベンチに腰掛け、足を組みました。右を見ると、老夫婦が楽しそうに寄り添いながら歩いていて、左を見ると、50代ぐらいの男性がランニングをしていました。示し合わせたように目の前を交差していったあとゆっくりと頭上の揺れる葉を眺め、目を閉じました。
夜、コンビニで買った季節外れのおでんを持って、部屋に戻りました。朝とまったく変わらない景色にため息が出そうでした。寝巻に着替え、アニメを見ながら、白滝を食べました。
すこし余ったおでんのツユを捨て、換気扇の下でたばこに火をつけました。ヤニで黄色くなった換気扇から目をそらすと鏡に映った自分がいました。小学生のころ書いた自画像を思い出しました。細い目は先生に言われるがまま、黒く塗りつぶし、白と黒でなりたっていた物に色をつけ台無しにした。
口をゆすいだ後歯磨きを口にくわえ、ベッドに横たわりました。歯磨きが歯をこすりつける音だけがリズムよく部屋を支配しています。なぜか電気に腹が立って、歯磨きを戻し、電気を消してベッドにもぐりこみました。
明日は何をしようかと考えてるいる間に、眠ってしまいました。