「痺れ薬はいりませんか〜？」
ドタドタドタ
「いたっ！」
「はぁ…はぁ…ぐだざい！！！」
キーンコーンカーンコーン
わいわい
「帰ろうぜー」
「おーう」
「あ、え、たつひこくん！」
「あぁーー山田くん！！山田くん今日先生に残ってって言われてたでしょ！？帰っちゃだめよ！」
「あーそんなことも言われてたっけ？」
「だめじゃん」
「だな。先帰ってて」
「また明日なー」
「あーだるいなぁそれ」
「ほら、視聴覚室に行きましょう」
「視聴覚室だっけ？」
「えぇえぇえ、ええそうよ！？とにかく行きましょう」
「お前なんかすげぇ汗かいてない？」
「んぁあ、残暑ね残暑。」
たくたくたったた
ガラガラ
「くらっ…」
「視聴覚不気味だから好きじゃないんだよなぁ」
「なぁおい電気つけてよ。てか何するんだっけ」
「………」
ドキドキ
「たっ、たつひこ…くん」
「なんだよいきなり、早く電気つけろよ」
ドキドキ
「え、、、」
「え？」
「えええい！ままよ！」
「あ？ぃゃいやいやいや！！」
ドタドタガラガッシャーーン
「いった…お前何してんの。」
「たつひこくん…あのね。」
「伝えたいメッセージがあるの」
「なんかもうよくわからなすぎて、何この状況。なんだよ」
「これ飲んで。水で薄めたの。」
「いや何をだよっっ！？」
「ええい！ままよ！！」
グビグビ
シーン
「これ、小麦粉…？薄めたの」
「俺小麦粉アレルギーなんだけど」
「小麦粉？」
Ω＼ζ°)ﾁｰﾝ
「あんのやろーーーーー！！！」
「ちょ、お前ほんとなに？なんか動けないし」
「（あ、痺れ薬の味が小麦粉みたいだったのね）」
「たつひこくんあのね」
「うっ、なんか意識が・・・」
「まもっｔ・・・・・・」
カーカー
「さむっ・・」
「うぅ・・・いたたた」
「なにしてたんだっけ」
「確か視聴覚室であのバカに変なことされて」
「・・・はっ？ここどこ？」
「え？森？」
ガルルーー
「ガるる？うわーやばめの狼きたなー」
「これあれだな。夢だな。」
ガルルルァー
「いやーリアルだな襲われるなーちょっとこえーなー」
ﾌｧﾝﾄﾑｽﾄｰｰｰｰﾑ
キャイーーーン
「なんだ？」
「たつひこくん大丈夫！？」
「あーうん。大丈夫だけどなにさっきのﾌｧﾝﾄﾑ？」
「いいのそれは。たつひこくんにはいろいろ説明が必要ね。とりあえずこのドガムの背中に乗って」
「いや。あのさ。お前、、、校長先生ずっと何してんの？」
「イヤンその名前で呼ばないで♡」
