寝転ぶと壁は、昼が弱まった色になる
カーテンが耐えてくれた日差しは去り
冷えた風を感じるようになる。
いまはね
すこしだけ
みんな
おうちにいる。
何も知らない人ですら科学を口走る余裕が、今はない。
まるで裸で外に放られたよう。
当たり前が当たり前じゃなくなるから、海へ投げた便箋は月へ届くと思ってしまう
宅配業者はなにになるだろう
今は家へ放り込まれたかんじ。
家事が進むよ。
ランニングもした。
ヨガもした。
そんなこんなの一日に、
景色が、風が、音が、水が、せかいが。
まるで気持ちいいんだ