ゆらゆらゆれる
水面に浮かぶこころ
水は水以上をうつさない
闇にトロけるさまだって
光におびえるさまだって
それは立派なこころ。
一喜一憂
成れの果て
悔いても悔いても泣いても
20:31は帰ってこない
焦げた羽は空へ
虚無感は水たまりへ
心拍数に寄りかかって生きてきた
掴めるものを信じてきた
いまは
いまは別の世界にいて
この気持ちは共存できない
人は
バカだ
高揚した姿はとても恥ずかしい
浮かれた長っ鼻はへし折られる
しずかに
とてもしずかに
今日がおわる
どこかつっかえている
確実にこころがつっかえている
気持ち悪くて
でも生きていて
泣いて
笑って
怒って
死んで
雲に乗って
刺される
踊りながら
砕ける
秋の落ち葉も
春のさくらも
冬の寂しさも
夏のみどりも
いまは目の前にない
いまは
いまは
恋に溺れて
話を疑って
君を信じて
私はねむる
君がいるから
君がいるから
大声で
助けを呼べる
深くにいた
このきもち
探り当てた
このきもち
くすんだきもち
きれいなきもち
これ以上ない
これ以上ないから
ないから