がしゃがしゃな容器に何を詰め込むのでしょうか。
「作り置き」が楽そうだし、なんか良さそうですよね。
峠を越えて見えてきた物が楽しそうな物でした。
だから今までの苦労を忘れてしまいました。
人を傷つけたこと
虫を殺したこと
自分を嫌ったこと
揚々とした雰囲気に身体が溺れています。
それしか方法はありません。
いや、他にも考えれば何か方法があったかもしれません。
そんなこと後にも先にも思えません。
そんな事態で峠を越えたのです。
もちろん後ろに今までのがしゃがしゃが写ります。
けれどもそれは過去の話。前を向こうと偉い人が言っていたので、そうします。
偉い人って?なに?
引き摺り込もうとする彼らを余所目に、絵に、絵でしかない世界に、目を閉じて。